肩関節周囲炎(五十肩・四十肩)
四十肩・五十肩
2005年に十日市場でデイジー整体院をOPENし、
四十肩・五十肩かしら…と、
- 肩があがらない
- 手を後ろに回せない
- 肩・腕が痛い
- ずっと痛いわけじゃないけど、ある角度で痛かったり力が入りにくくなったりする
といったことに悩む方々をみてきました。
四十肩・五十肩とは、
俗名の「四十肩」「五十肩」という呼び方が有名ですが、「肩関節周囲炎(けんかんせつしゅういえん)」が正しい名称です。
正しい名称ですが、「肩の関節の周囲に炎症があります」という意味合いの、広い症状に対応するような名称です。
広い症状に対応するような名称である理由は、障害箇所を特定することが困難なためです。
主な症状
【動作の制限】
- 結髪(髪を結うような)動作
- 結帯(帯を結ぶような)動作
- 痛くない方の腕や肩を洗う動作
- 手を腰に当てる動作
などで、痛みや制限があってできない。
【痛みに気付いた時が始まりではない】
痛みが出始めて気づきますが、痛みの出るずっと前から、肩が上がりにくくなっていることがほとんどです。
なぜ、肩が上がりにくくなっていることに気づかないかといえば、生活上は目的を達せているためです。
例えば、
- 上にある物を取る
- 上にあるものを拭く
といった目的が達せられていると、肩が変なようすで動作されていてもわかりません。
目的が達せられているので、おかしな状態に気付けずに長い期間を過ごしています。
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⚫︎痛みがない時に、おかしな状態になっていることに気づける方法があります。⚫︎
- 壁に踵・お尻・背中・頭を付けた状態でバンザイをする。
- 壁に踵・お尻・背中・頭を付けた状態で各種確認をする。参照➡️自分でできる「機能チェック」肩
参照ページのチェックをすると痛みや不具合のない時期から、あまりよく上がっていないことがわかります。
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【痛み・不快な感覚】
- 腕をある角度にすると激痛
- 常に腕が重だるい
- 眠っていても痛くて起きてしまう
激しい痛みが突然始まると気づくことが出来ますが、痛みが出る前から首や肩に問題は始まっています。
痛みによって肩を動かさない・動かせないことが、血行不良を憎悪させ、拘縮の悪循環を生じやすいです。
病院による治療と指導
四十肩、五十肩の治療では
- 関節内にステロイド剤・非ステロイド剤等の注射
- 消炎・鎮痛効果のある内服薬・湿布薬を処方される
などがあります。
それらと並行して、
- ストレッチ等の運動療法が指導されます。
【薬】
消炎鎮痛薬…症状の原因が炎症であれば有効性を発揮します。しかし、炎症期ではない時の痛みの場合は有効性を発揮出来ず、「薬を飲んでも効かない」ということになります。
筋緊張弛緩剤…症状の原因が筋肉が緊張している(硬くなっている)ことであれば、有効性を発揮できます。しかし、筋肉が緊張している原因を変えなければ、薬の服用を筋肉が緊張する限りずっと継続することになります。
それぞれ、原因と有効性を理解しつつ良い状態にして出来るだけ元気に日常を送れる工夫をすることも大切です。
薬を漫然と使うことには疑問を感じますが、意図を持った使用は悪くないと考えています。
進行
痛みが出てしまうと、基本的には治癒までに期間のかかるものですが、必ず良くなります。
【①急性初期】
痛みは激しくなく、肩関節の違和感がある。
数週間から数ヶ月かけて徐々に悪化。
治療しても何日かでまた痛みが出る。
【②急性中期(2~9ヶ月)…いちばんつらい時期】
持続的に痛みが出る。筋肉が硬くなる。運動制限がかかる(可動域の極端な減少)。
痛い肩を下にして寝られない。腕を使うことが困難。夜中に痛くて目が覚める。
不安が伴う。
【③凍結期(4~12ヶ月)】
運動制限が大きくなる。急な動きで肩に激痛。安静は無痛、運動時に痛い。
固まってくるので常に痛い感じはなくなってくる。
服の脱着。吊革に掴まれるけれど急な揺れで激痛。
【④解凍期】
可動域が増してくる。痛みや不快感が減少してくる。
特徴
- 1:2で女性に多い
- 40歳以下70歳以上には少ない
- 利き手ではない方に発症することが多い(両側発症12%)
- 健常者の5~12%、糖尿病患者の10~12%
- 支障がなくなるまでに12ヶ月~18ヶ月かかる
当院では
身体は全部つながっている・関係していると考えた施術を行っています。
カイロプラクティックで背骨全体の動きをつけ、神経が働きやすい環境づくりをし、
首周りの筋肉のうち、肋骨周りの筋肉・肩甲骨周りの筋肉・腕の筋肉を支配する神経が通っている場所を、温めながらほぐすなどをしています。
肩関節周囲にひどい痛みがある場合、肩をあまり触らず関連部位のみ触って行くこともあります。
四十肩・五十肩が始まってしまうと、治癒までに期間は必要です。
それでも、身体をベストにしておくことで、その時期を少しでも良い状態で乗り切ることが出来ます。
ハイドロリリース治療法
ハイドロリリースという治療法があります。
整形外科さんで、痛みの原因部位に生理食塩水を注射で注入するという治療法です。
これは、身体に異常な痛みがあり、可動制限がある場合に、その場所に何重もの層からなる身体のどこかが癒着してしまっていると考え、そこをうまく滑るようにする治療です。
エコーでどのあたりが滑っていないかを視ながら該当箇所に注射をします。
今つらい痛みがある場合、とても有効な治療法(注射を嫌な方もいらっしゃいますが、数秒で済む治療)です。
上手なクリニックでしてもらうのも方法の一つだと考えています。
ただし、そこが癒着してしまう理由にまで何かアプローチをするわけではありませんので、その部分に関しては、当院のような身体全体を良い状態にしていくという場所を定期的に利用することをお勧めいたします。
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肩こり・頭痛・腰痛・疲れに
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